実店舗のメリットやデメリットって、ネットショップ(ECサイト)では、相反する関係なんですよね!
その為、最近では両方の店舗を運営しているショップも増えてきて、お互いのデメリットを埋め合うように運営しています。
これらの特徴を少し頭に入れてから、就職活動をすると実際はどちらで働きたいのかがハッキリとみえてきますので、就活や転活の予備知識としてご覧ください。
ちなみに私は、ファッションが好きで実店舗(アパレルショップ)店員になってから、同じ会社のEC部門へ職場移動(社内公募で移動)したOLです。
では、実店舗のメリットから私の販売経験を踏まえて紹介します!
実店舗のメリット
まずは、リアルな実店舗のメリットを紹介します。
- 実際に手に取って試着が出来る
- 商品をレジへ持っていって、お金を払えばすぐに購入できる
- お店で購入後持ちかえるのであれば、送料はかからない(注文した場合でも店頭引き取りなら送料はかからない)
- 現金支払いの場合は、個人情報が漏れる心配はほぼ無い(クレジットカードやメンバーズカード利用の場合は除きます)
- すぐに持ち帰れる
- 店員さんと親身になって相談しながら購入する事ができる
- 店舗オリジナルのお得な物も見つけられる
デパートや駅ビル、ショッピングモールなどお買い物へ行った時にごく普通に店員さんとお話ししながら購入できる店舗。
これが一番のメリットです。
接客業が好きな方は、是非自分の働きたい(好きな)ショップへ採用してもらえるように頑張りましょう♪
好きなショップ(ブランド)のファンになることが、採用してもらえる近道です!
逆に、自分があまり興味の無い商品を紹介したって、買ってくれません!
ところが、自分の好きな商品を紹介すると、ワクワク感もお客様へ伝わりますので、結果的に購入してくれたりリピーター顧客になってもらえる可能性は何倍も違ってきます。
なかには、そのお店の熱狂的なファンになってしまい、ショップ店員やECサイト運営ではなく、もっとすごい部門!
バイヤーへスカウトされてしまった方も実際にいますからね!
この記事↑で紹介している「3人目の方」が、お店のバイヤーへスカウトされた人の体験談です。
ショップのファンになるのは、強いですよ~!!
続いては実店舗のデメリットについて紹介してきます。
実店舗のデメリット
実店舗のデメリットは、テナント内のスペースで入手できること(商品や情報)が全てであり、それ以上のことを叶えることが出来ません。
では、実際に代表的なデメリット5つと、一番嫌なパターンのデメリットを紹介します。
- 商品の情報は、店頭に有るものだけ。(店員さんに尋ねるともう少し教えてくれます)
- 商品に対するレビューは、ほとんどが『店長オススメ!』だったり、お店のスタッフ情報が書いてあるのがほとんどです。欠点に関する情報はなかなか見つかりません。
- 実店舗の商品なので、実際にお店へ行かないと買うことが出来ません。ただ、自宅や指定場所へ配送してもらえるサービスはあるところもありますけれどね。
- 人目、特にアパレルショップの場合だと、レジへ持っていく前に必ずと言っていいほど、売り子さんとのお話しは付き物です。
- 価格比較は、出来そうもありません。しいて言うなら、スマホで見ながら実際の商品と比較するくらいではないでしょうか?また、近隣に同じ店舗があったとしても、閉店セールとかじゃない限り、基本的には同じ価格になっています。
★ 最近特に増えてきた実店舗のデメリット
まるでショールームのような扱い方をされて、違う店舗のECサイトへお客様が流れてしまうのが一番実店舗で避けたいデメリットです。
最近の流行りといえばよくあるパターンですが、実店舗では、テナント代や人件費という大きな経費が必要となってきます。
また、テナント代は立地条件によって何倍も違ってきます。
ところが、同じ1商品の単価はどの店舗でも同じでなければなりません。
その為、各店舗によって売り上げ目標は違ってきますので、目標値を下回る月が続いてしまうと、テナント立退きというリスクもあります。
実店舗のデメリットとメリットを時代の流れに合わせて、上手く利用し、できるだけ他社へお客様が流れないようにしていかなければなりません。
つづいては、ネットショップ(ECサイト)のメリットを紹介します。
ネットショップ(ECサイト)のメリット
ネットショップやECサイトというと、ちょっと難しい感じがしますが、みんなスマホでお洋服とかみて実際に購入したり、口コミを見ているアレです。
では、代表的なネットショップのメリットを6つ紹介します。
- 情報量が多い
- レビューが参考になる
- 外出しなくても買える
- 人目を気にせず買うことが出来る
- 価格を比較し易い
- 持ち運びの手間が無い
これらはECサイトならではのメリットですよね!
実際に購入する前って、特に口コミやレビューを何度も何度も何度も読んだりしませんか?
私は良いレビューはもちろんですが、悪いレビューも必ず何個も確認してから購入します。
特にアパレル系だと、
- ショップ評価
- 掲載ページと届いた実物の色見や質感
- 表示サイズと実際のサイズ
- 返品対応
最低でもこれら4つの項目は、絶対にチェックします♪
つづいては、ネットショップのデメリットを紹介します。
ネットショップ(ECサイト)のデメリット
ネットショップのデメリットって、初めてネット通販する時に感じることが、ほぼそのまま大きなデメリットとして挙げられます。
- 購入したい商品を実際に手に取って確認できない
- 購入手続きがめんどくさい
- 送料がかかってしまう場合が結構ある
- 個人情報が漏れてしまわないか心配
- その場で受け取れない
- 実店舗と比べると信頼性が低い
ざっと思いつくデメリットを6つあげてみました。
ECサイト運営会社へ就職すると、顧客獲得対策会議などでは、
と言ったりします。
意味は、「新規のお客様が不安に思う気持ちを取り払う為の対策」です。
実店舗とECサイトの両方を運営する強み
上記であげた内容をもう一度、読み直してもらうと分かると思いますが、
- 実店舗のメリットはECサイトのデメリット
であり、
- 実店舗のデメリットはECサイトのメリット
ということがほとんどです。
これら双方を補う方法として、ショップ側では
という企業がどんどん増えて来てます。
実店舗運営の作戦
企業によっては、テナントを借りて実店舗を運営するほどの財源が確保できない!
という、駆け出しショップの場合は、特設会場や期間限定の臨時店舗(テナント)を借りて、実際のお客様と接点を持てるようにする。
といった方法を行うこともあります。
ショッピングモールなどの大きな中央通路や、吹き抜けのところで特設コーナーを見かけたことありませんか?
あのようなイメージです。
また、ショールーム的な扱い方をされて他店へ流れてしまっては本末転倒なので、試着とアドバイスが目的かな?と感じたお客様に対しては、自社ECサイトへ誘導していくテクニックも必要になってきます。
この時に有効な作戦の一つとして、
- 実店舗で試着やアドバイスをして気に入ってもらったら、ショップの会員登録をしてもらい、自社ECサイトで購入してもらう。
という方法へ切り替えます。
この時に有効なのは、「○○店で試着済!」特権などを付けると、他社へ流れてしまう確率は下げられます。
また、運営側としては紹介者(ショップ店員)のインセンティブ制度を取り入れたりすると、実店舗販売員のモチベーションも上げることが出来ます。
♣合わせて読んで欲しい記事
ECサイト運営の作戦
ECサイト運営での作戦としては、ECサイトを自社で持つか、それとも大手ECモールに出店するかによっても、売上に大きく影響がでます。
自社ECとECモールについては、
で簡単に書いたので、わからない時は見て下さい。
簡単にECサイトと言っても、自社にするか他社のモールを利用したECサイトにするかでも、顧客層は全然違ってきます。
まとめ
今回は、
- 実店舗のメリットとデメリット
- ネットショップのメリットとデメリット
について、比較してみました。
これからECサイト関係のお仕事へ転職する時は、これらのことをちょっと知っていると、面接の時に『この人は出来るな!』と思われるかもしれませんよ♪
ただ、あまり知ってるふりをするのは良く無いですけれどね!
★関連記事
私が実際に実店舗からECサイト運営へ職場移動して感じたことは、ECサイトでも、自社ECサイトと大手モール型ECサイトのどちらへも出店しつつ、楽天やアマゾン、洋服の場合はZOZOTOWNなど、種類に分けて出展するのが理想だと感じています。
しかし、そうなると経費もたくさんかかってしまいますが、それは会社の上層部の方へ相談♪って感じです。
★関連記事
コメント