みなさん、こんにちは!
前回「自己分析のやり方」について紹介しました。
今回はそこから繋げて「志望動機の書き方」を紹介していきたいと思います!
志望動機を書くために
- 自己分析結果
- 他己分析シート(オリジナルシート)
- 自分年表(オリジナルシート)
を使用するので、手元に準備しておいてくださいね。
他己分析シート.xlsx
自分年表.xlsx
それでは、志望動機と自己PRの違いを理解してもらってから、志望動機の書き方やポイントについて紹介していきます!
志望動機と自己PR の違い
そもそも志望動機とは「応募した企業で働きたい理由」を伝えるものです。
自分のスキルや経験などの強みと応募企業でなくてはならない理由や企業への思い、熱意を説明する項目です。
一方で自己PR は、自分自身が考える強みや自分がどういう人間なのかをアピールするものです。
似ているため混同している人も少なくないですが、それぞれ伝える内容が異なるので注意しましょう。
志望動機で伝えるべきこと
志望動機で伝えるべきことは大きく分けて2つです。
- 自分のスキルや経験などの強み
- 応募企業だからこそできるキャリアプランや目標設定
志望動機ではこの2つを説明する必要があります。
私自身(現在ECサイト運営会社勤務中)も応募書類などを見る機会がありますが、どちらか一方だけを書いている方がほとんどです。
自分のスキルや経験については書ける方が多いのですが、なぜ応募企業でなければだめなのか、ということはほとんどの人が書いていません。
採用する側としては「うちじゃなくてもいいのでは?」と考えてしまうので、豊富な経験を持っていても志望動機としては少々弱く感じます。
またその逆もあり、「御社でなければダメだ!」という力強い熱意を感じる志望動機でも、経験やスキルが募集要項とマッチしていない場合は残念ですが不採用になることが多いです。
ということです。
キャリアプランや目標設定は同じでも構いませんが、応募企業に特化した強みと貢献できる業務を明記するようにしましょう。
志望動機を書くために必要な情報
説得力のある志望動機を書くためにはどうしたらいいでしょうか?
志望動機を書くために必要なのは
- 自分の強み
- 将来のビジョン
- 応募企業で自分が実現、貢献できること
といった3つの情報です。
自分の強みは
- 自己分析結果
- 他己分析
- 自分年表
を使えばある程度かけると思います。
では、将来のビジョンと実現できることはどのように書いたらいいでしょうか?
なかなかパッとは思い浮かばないかもしれません。
そこで自分年表を使います。
自分年表を元に
- 将来どうなりたいか(Will)
- 何をしたいか(Want)
- 何ができるか(Can)
ということを書き出していきましょう。
Will は将来のビジョン、Want は実現できること、Can は強みです。
またこの WillとWantが応募企業でなければならない理由に繋がっていきます。
例えば
- 自分は将来◯◯といった立場になって、××ということがしたい。
- そのためには御社の△△という技術が必要不可欠。
- だから御社で働きたい。
という感じです。
これだけではありきたりな内容で、説得力は低いです。
さらに説得力を上げるためには企業研究が欠かせません。
次は企業研究のやり方について簡単に説明したいと思います。
ECサイトの企業研究のやり方
企業研究でまずやることは基本的な情報収集です。
- 求人情報
- 採用ページ
- 公式ホームページ
- 会社案内
などをチェックして情報を集めていきます。
- 代表者メッセージ
- 沿革
- 企業理念
- 事業内容
などを隅々までチェックしていきましょう。
その際「繰り返し出てくる単語」に注目しましょう!
何度も出てくるということは、応募企業にとって非常に重要なワードであることがわかります。大切にしている考え方だったりポリシーだったりするので、忘れずにメモしておきましょう。
また、同業他社や競合商品、業界についてのニュースなどもチェックするようにしましょう。
視野を広く持ち、様々な視点から応募企業について考えることが重要だからです。
多様な視点から応募企業の強みや今後の経営展開などを理解していきましょう。
そしてもう一つ大事なことは、実際に応募企業のEC商品やサービスを体験するということです。
’‘百聞は一見に如かず’‘というように、自分で感じるということは非常に重要です。
体験したことを言葉にして説明することができれば、志望動機の説得力が飛躍的に向上します。
商品を使ってみたり、店舗に足を運んだり、体験する方法はたくさんあります。
今後の企業展開が知りたいのであれば、展示会などに足を運んでみるのも良いと思います。
特にECサイトの展示会では最新の技術を関係者向けに発表・紹介しています。
一般向けには公開されていない情報が手に入ることもありますよ!
また展示会は企業自身も力を入れるイベントなので、企業の重役の方がスペースに立っていることも良くあります。
そういった方から直接話を聞くことができるのも展示会の魅力です。
私が以前働いていた職場でも展示会に参加していましたが、専務や常務が直接応対するブースがありましたよ!
おおよそは展示会での直商談ですが、場合によっては一般来場者への新商品の説明なども行っていました。
展示会情報などは企業のホームペーシに掲載されることが多いので、企業研究と合わせてチェックしてみてください。
まとめますと、企業研究をすることで応募企業の特色を掴むことができます。
その特色を踏まえて
- 自分が貢献できること
- 自分が応募企業でやりたいこと
を考えていきましょう。
そしてその考えを志望動機に追加していくことで、説得力のある志望動機を書くことができるようになります。
しっかりと企業研究を行って、応募企業に合わせた説得力のある志望動機を作り上げましょう!
志望動機の書き方のポイント
いざ、志望動機を書き始めようと思っても、どのような点に注意していいか分かりませんよね。
そんなあなたへ志望動機を書くときに気をつけるポイントは3つです。
- 書き出し
- 構成
- 添削
以上のことに気をつければ読みやすく、伝わりやすい志望動機を書くことができます。
まず書き出しです。
志望動機の書き出しは「結論」から書くことが重要です。
最初に結論を持ってくることで一番主張したいことを明確に伝えることができます。
次に構成です。
- 結論……なぜ応募したのか
- 理由……応募した理由
- 必然性…応募企業でなければならない理由
の順で書くことが望ましいです。
理由の段落で自分のスキルや強みをアピールし、必然性の段落でさらなる具体性と応募企業で自分が貢献できることをアピールしましょう。
最後に添削です。
書き上げたら最後に必ず添削をしましょう。
誤字脱字を直すだけでなく
- 具体性があるか
- 応募理由は明確か
- 自分を雇用した際のメリットがきちんと伝わるか
などを客観的に見直すようにしましょう。
自分の添削が不安であれば、周りの頼れる人に読んでもらいアドバイスを貰うようにしましょう。
これはNG!マイナス印象の志望動機
ここまで志望動機の書き方について紹介してきました。
最後に採用担当者に『マイナスな印象を与えてしまうかもしれない志望動機』も紹介しておきたいと思います。
あなたの作成した志望動機が該当していないか、添削の際にチェックしてみてください。
熱意をアピールする際に口にしがちなワードです。
よく聞くワードではありますが、会社は学校ではありません。
場合によっては「やる気がない、会社に貢献する気がない」と捉えられてしまいますので注意しましょう。
同様に
給与、休日日数、完全週休二日制、福利厚生の充実など、確かに働く上ではとても重要なことです。
ですが、そればかりを書き連ねた志望動機では「仕事自体に熱意はない」「さらに良い条件の企業があれば、また転職するのでは?」と思われてしまいます。
例えば「経営理念に共感しました」を書かれていても、「なぜ?」ということが書かれていないととても薄っぺらく聞こえます。
「どこに、なぜ共感したのか」ということを具体的に説明できないのであれば、経営理念やビジョンを志望動機に書くのはやめましょう。
また『同業他社や競合商品と比較した、安定性や優位性だけ』を志望動機として書くのも良くありません。
安定性や優位性を書くなら、
ということもしっかりと書くようにしましょう。
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まとめ
今回は志望動機の書き方について紹介しました。
志望動機の書き方のポイントを守って、説得力のある志望動機を作ってくださいね。
書き始めてみたけど筆が進まない、という人は自己分析が浅いのかもしれません…。
焦らずもう一度しっかりと自己分析を行ってから、再度志望動機の作成にチャレンジしてください!
自己分析同様、志望動機の作成も悩んだら周りの人に相談するのがベストですよ!
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