今回は、イラストレーターを副業でやっている5名の方から、実際の収入やお仕事の内容について教えてもらいました。
- 副業イラストレーターとして、軌道に乗っている人
- ちょっと大変だった経験をした人
- 手描きイラスト案件をやった人
- 主婦業と両立を目指している人
- 元銀行員だったけど、夢の為に頑張っている人
この5名の人達です。
私がどうこう言うより、実際の方たちに教えて頂きましょう!
きっと、これからイラストレーターで副業を目指す人、副業からクリエイターとして目指す人へ、頑張るぞ!という気持ちが届くと思います。
それでは、ご紹介致します!
イラストレーター副業で成功している20代女性
普段はOLをしてますが、副業として、フリーのイラストレーターとして活動しています。
- イメージキャラクター
- アイコンキャラクター
- 結婚式のウェルカムボード
の作成を主に行っています。
これら以外には、お店の看板やちらしなども行っています。
金額はその都度違いますが、
- キャラクター制作がおおよそ10,000円~50,000円(複数ポーズ作成含みます)
- ウェルカムボードは5,000円~10,000円
看板、ちらしは使った素材、大きさ、個数でその都度計算して承ります。
illustratorのデジタルデータとして納品するものから、手描きのイラストベースの作品に装飾品をつけたり様々です。
仕事のやり取りは、基本的にメールかLINEの文書で行い、作成してほしいイメージに近い既存の画像、店舗の画像などを送っていただきます。
キャラクター制作の場合だとそれにプラスして、性格的なイメージ(さわやか、可愛いなど)を文書で送っていただきます。
ウェルカムボードの場合だと、結婚式のイメージや着用するドレスのお色味などを伺い、式に合う物を作成するようにしています。
期限はお相手の方になるべく合わせるようにしていますが、修正回数は基本的に5回~10回ほどに限らせていただくことがほとんどです。
修正回数が約束の回数を上回る場合は、状況に応じて追加料金を頂いております。
ウェルカムボードに関しましてはデータでお渡しするか、印刷を行ってからお渡しするか、額縁、額縁周りの装飾も施すかで違ってきます。
また、それら一式と、送料で料金が前後します。
それ以外で、
※著作権料や使用料に関しては、料金をいただいておりません。
※制作期間内でキャンセルなどあった場合は、予定金額の10%から50%をお支払いいただく時もあります。
このような感じですが、副業イラストレーターとして活躍中です。
イラレ副業で大変だった体験談30代女性
私は、お菓子で販売のバイト経験があり、現在は経理の仕事をしてます。
そして、趣味を活かした副業として、動画用イラストや漫画の作成などをやっています。
その中で、ちょっと大変だった時の案件を紹介します。
副業として、動画用の漫画やイラストなどの作成をたまにやっています。
今まで受けてきたお仕事の中では、1枚120円のものが最も安く、
一番高くお値段を頂けたのは、ゲーム立ち上げ用の絵イラストで、1枚につき1500円ほどでした。
募集項目の金額では数千円~数万円と高く書かれているのですが、詳細を読むと1ページ当たりの単価は約500円程度でした。
一度に納品するページ数が多いため、金額が高いという場合がほとんどで、納期も一週間のうちに20ページ分のフルカラーイラストを納品というのが基本スタイルでした。
500円×20ページ=10,000円
副業としてだからかもしれませんが、かなり単価は安いように感じました。
たまにテスト投稿用ということで、20ページフルカラー、1週間の納品で仕上げる。
というものがありましたが、こちらでのお給料は1000円でした。
ただ、テスト投稿なので始めは低価格でも、次の仕事もいただける可能性があるので、挑戦した時です。
ある案件では、テスト投稿のあと一定量の約束がありましたので、まっいいか♪
という気持ちで投稿したことがあります。
ところが、テスト投稿以降音信不通となってしまいました…
私のクオリティの問題であれば仕方がないのですが、
テスト投稿作品を納品した時に
次回は、○月○日ごろにお願いします。
と、指定されていたにもかかわらず音信不通になってしまったのは、いささか納得できませんでした。
次へ続くからこそテストは安値でも構わない!
と思っていましたが、この時の案件は辛かったです。
予定を空けておいてほしい。
といわれて、他の予定も一時見合わせていただけに痛手でした。
また、作品の単価が低いので、複数の案件を掛け持ちして行かないと、まとまったお金にならず、辛かったです。
副業だから仕方がない。
と言ってしまえばそれまでですが、それでも、もう少しだけ単価を上げて頂けたらありがたかったなと思いました。
手描きのイラスト副業体験談30代女性
確かあれは、新サービスの取説用だったと記憶しています。
一点いくらではなく、10時~18時の8時間で、指定されたカットをその場で描いて納めるお仕事です。
手描きでイラストを描く副業の案件で、
報酬は12,000万円でした。
始めは、取説用の資料作成で、主にPCを使った業務だったのですが、
急遽絵を描ける人が必要となり、その場で描ける人ということで、私が引き受けました。
後から思うと、カット数がすごく多くて、絵に対する単価は凄く安かったと思います。
おまけに、手首も痛くなり、困ったことになったな~。
と思っていました。
始めてしまった手前、断れる雰囲気もなく…。
一番困ったのは、手描きだったことです。私自身、手描きの絵やイラストは好きです。
ただ、自分の普段使っている画材などを持って行った訳ではなく、机はフラット、光量も弱いなど、
快適に描ける環境とは言い難く、仕上がりにかなりの不安を感じながらの作業だったことです。
例えば紙質、知らない紙だとにじみの度合いも分からないところに、あまり好みではないペンでの仕上げだった為、ストレスになりました。
先方は仕上がり次第、カットをチェックして持っていき、次の行程に回していたようですが、特に大きなNGもなく、変に煽られたりもしませんでしたが、
直接
- こう言うカットを描いて欲しい
- ああ言うカットは描けますか?
と言った要望が次から次へと出て来ます。数十カット、いや100カット以上描いたと思います。
自分は指定が多い方でも比較的柔軟に対応するタイプなので、それ自体はあまり苦では無かったのですが、
やはり不慣れな環境だったため、休憩時間などはグッタリしてしまいました。
ご用意して頂いていた資料なども見にくいものだったり、自由に調べられなかったのも苦戦した理由の一つです。
でも、今日だけのトラブルよね!
と、自分に言い聞かせていたのですが、翌週もどうかと言われましたが、丁重に
お断りしました。
この時はお仕事を受ける時、事前に
作業環境や画材、素材の内容をきちんと確認してから引き受けるか決めれば良かったと後悔しています。
でも、1万2千円はもらえましたので、帰りにケーキ屋さんへ寄ってストレス発散の為、やけ食いしてしまったことを覚えています。
始めから手描きイラストで副業するんだった、自宅で自分の使い慣れた画材を使って描く副業
こっちの方がストレスなく作業出来ると思います。
イラストレーター副業主婦30代女性
副業としてイラストレーターをやっています。
まずは、自分のイラストをインターネットに載せていました。そして、とある同人小説家の方の挿絵募集に、自分のイラスト置き場のURLを付けて申し込みました。
その方が作家兼漫画編集のようなお仕事をしてて、その方に漫画関係の仕事をしてる人を紹介して頂きました。
そこから、私生活でだんだんと知り合いになった人から仕事をいただく事が増えて、挿絵やゲームのイラストの仕事を承るようになりました。
自分が絵を描いていると言うと、意外にも学校の知人(イラスト関係でない)、会社経営の知人、などからも仕事が貰えたことがあったので、雑談でも話題に出すことは大切かもしれません。
単価は仕事につきバラバラなのですが、高い仕事で一枚につき60,000円ほどです。
安い仕事だと9枚で15,000円ほどです。
扶養を超えないくらいの稼ぎで、多い時は年間4、50万円ほどあったこともありました。
現在は年間12〜15万円ほどです。
主婦をしながらパートと組み合わせて、休日にちょこちょこと進めています。
私は萌え系のイラストを描いているので、一枚につき10時間以上は時間がかかります。
画風によると思いますが、多くの稼ぎを求める為には営業をするための絵を書いたり、ファンを獲得するために同人活動やpixivでの活動を行なったりしなければなりません。
ただ、そうすると絵によって生活が圧迫されてしまうので、現在はあまり多くを求めずに働いています。
クオリティもさることながら、作業スピードの速さが自分の手取り額に影響を与えるので、作業時間を短縮するためのテクニックを調べたり、学んだりする必要は日々感じています。
元銀行員がイラストレーター副業を目指した体験談
私は、3年前の新卒時は銀行で働いていました。現在は契約社員です。
しかし、小さい頃から憧れていた、イラストレーターへの夢が諦めきれず、イラストレーターの副業を始めることにしました。
まずは自分のイラストを世界に発信していくことを最初に行おうと決め、TwitterやFacebookやインスタグラムなど様々なSNS上で私のアイデアや、イラストを配信しました。
最初は、働きながらの投稿だったので、なかなか多くの人に見ていただけない悔しさで辞めてしまおうかと思った時もありました。
しかし、イラストを描くことは幸いにも私のストレス発散でもあり、なんとしても私の絵を多くの人に見てもらいたい!という思いから継続することができました。
1年程度自分の作品を発信し続けて、ようやく8000人程度にフォロワーが増えてきました。
そこで友人のイラストレーターに、副業としてイラストレーターをするには何から始めたらいいか尋ねたところ、とにかく量を生み出してもっと配信する場を増やすこと、と言われました。
そこで私は手始めに、ラインスタンプを売ることから始めてみました。
SNSに宣伝を投稿することで、以前から見ていただいていたフォロワーさんに、買っていただけることがボチボチと増えてきました。
また、色紙などにイラストを描くという仕事も募集したところ、100人ほどの方が作って欲しいと、申し出て下さいました。
副業としてイラストレーターを始めてまだまだ初心者ですが、いつかイラストレーター1本で生活していけるレベルまで頑張りたいと思います。
イラストレーター副業の体験談:まとめ
今回は5名の方のイラストレーター副業について紹介してきました。
如何でしたか?
けっこう参考意見としてもらえたと思います。
AdobeのIllustratorが使えて、うまくお客様と繋がると毎月数万円以上の収入も夢ではありません!
しかし、2人目の方は、テスト投稿で頑張ったのに音信不通になってしまった。
ということもあったそうです。
きっと他の4名の方も、少なからず
えっ、これだけ?
と首をかしげてしまう案件は1度や2度、それ以上は経験してきたと思います。
ですが、これら低単価の案件や腑に落ちない案件など何度か経験してくると、案件選びの時に自分基準が出来てくると思います。
まずはどの様な案件が世の中に転がっているのか、覗いてみるとモチベーションあがると思います。
私のオススメは
です。
イラストレーターやフォトショップで検索したり、デザインやイラストで検索したり、POP作成と検索したりと、様々な検索に対応しているからです。
もちろん、手描きイラストやデジタル画など様々な案件があります。
今回の内容があなたのIllustrator副業の参考になれましたら幸いです。
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