実際に作ったポートフォリオを解説付きで紹介!~実践編~

さて、前回までにポートフォリオの必要性や作り方について書いてきました。

 

前回の記事はこちら

 

ですが、やっぱり実物を見てみないと分かりにくいかと思います。そこでわたくし chico が実際に作ってみました!

 

所々解説も入れながら紹介していきたいと思いますので、お付き合い下さい。

 

ポートフォリオ完成品

早速ですが完成した実物から見ていただきたいと思います!

見ないことには始まらないですからね!

まずは表紙です。

透明なクリアファイルを使っているので、閉じていても表紙が見えます。

 

これが結構大事なポイントで、閉じた時に誰の何のファイルなのかわからなくなるのはNG です。

 

中のページはこんな感じです。

 

 

 

自分の自信のある作品から順番に入れています。

デジタルイラストが得意な人はイラストから、デッザンが得意な人はデッサンから順番に入れていきましょう!

 

プロフィールシートは最後にいれています。

さて、ざっと見ていただいたところで、続いては順番に解説していきたいと思います!

 

ポートフォリオの表紙について

タイトルは特別凝ったものにしなくて大丈夫です。

分かりやすく「Portfolio」で良いと思います!

 

このファイルがポートフォリオだとパッと見で分かることが大事です。

あとは下部に自分の名前を入れます。

 

chico はローマ字なので仕方ないのですが、漢字で名前を入れた方が可読性は上がります!

 

自分の所属について書ける人はそれも加えて書いておきましょう。

学生だったら○○大学××学部などですね。

 

ポートフォリオの作品ページ

次に実際の作品ページを見ていきましょう。

 

この作品でアピールできることは

  • 色の合わせ方の知識
  • 陰影の表現方法
  • 構図の取り方

などです。

 

アメコミは独特の塗りやタッチがあり、再現できる人は多くないと思います。

難しいですが描けるようになると業界では重宝されるかもしれません!

 

アメコミが好きな人のバックボーンも考えると、売り込める業界としては

  • アメリカン雑貨を扱うEC サイト
  • 輸入雑貨や洋服の販売会社
  • ゲーム業界
  • アニメ製作会社
  • 出版社

などが挙げられます。

ゲーム系は近年募集が急激に増えているので、興味がある方は検索してみてください!

 

続いての作品はデッサンの3作品です。

 

 

アピールできることは

  • 骨や筋肉の動きの理解度
  • 基礎画力
  • 空間認識能力

などです。

 

デッサンは基本中の基本なので、どの業界を受けるにも必要な作品です。

デッサンができなければ、キャラクターデザインもファッションデザインも、プロダクトデザインも説得力に欠けるものになります。

 

今回のデッサンは人物・動物デッサンですが、人や動物だけでなく静物デッサンも合わせて提出する方が効果的です。

 

続いての作品はキャラクターデザインです。

 

この作品でアピールできることは

  • デザイン力
  • 企画力(キャラコンセプトメイク)
  • 塗りの表現の幅
  • エフェクト処理能力

などです。

 

こういった作品は

  • ゲーム業界
  • アニメ業界

などに売り込みやすいです。

科学者の男に関してはアメコミかぶりですが、自分の一番得意なものは2作品程度入れておいても良いと思います。

 

最後の作品はいわゆる擬人化です。

今回は車を男の子に見立ててデフォルメしています。

この作品でアピールできるのは

  • 発想力
  • デフォルメ力
  • 塗りの表現の幅

などです。

 

他の作品は主線を黒で描いていますが、この作品はあえて主線をグラデーションにすることで手数を見せています。

  • ゲーム業界
  • アニメ業界

はもちろんですが

  • ゆるキャラデザイン
  • マスコットキャラクターデザイン

などにも活かせる能力です。

 

ポートフォリオの作品ページでは、紹介したい作品とその作品の説明やアピールポイントを書きます。

 

説明を加えることで自分の得意な分野を理解してもらえます

ですが、あくまで作品がメインなので、説明を必ず書かなくてはいけないわけではありません

 

説明を省いて、A4 一枚フチなしで作品を印刷するのもOK です。

どちらでも好きな方法で作ってください!

 

 

ポートフォリオの最後はプロフィールシート

次にプロフィールシートです。

これは履歴書のように堅苦しく書かなくて大丈夫です。自分の出身地や趣味など自由に書いてください。

 

履歴書の特技や趣味の欄をより身近に感じてもらえる様なイメージです。

面接時の話のネタになるようなことを書いておくと良いですよ!

 

出身地などは会話に繋げやすいです。

 

私はたまたま面接担当の方が生まれも育ちも同じ土地で、歳は離れていましたが小中学校まで一緒ということがありました。

その縁あって採用された。

ということもありますので、些細な情報も採用に繋がったりします!

 

なのでプロフィールシートには履歴書ではわからない情報を盛り込んでおくと特に役に立つと思います!

 

名刺を添えてあなたをアピール

次に名刺を見ていきたいと思います。

名前はもちろんですが、職種や連絡先、ホームページのURL などを書きましょう。

顔写真をいれるとより効果的です。

写真の代わりにホームページのQRコードでも大丈夫です。

自分のホームページやFacebook などをQRコードにして貼り付けておくといいですよ!

 

また名刺の裏面に経歴や資格などを書いておくのも効果的です。

※この名刺に書いてあるEmail・電話番号・住所・QRコードは架空のものです。実際の連絡先ではありませんのであしからず。
名刺はポートフォリオファイルの裏表紙に入れておくといいですよ。
こんな感じに↓
ですが、名刺用のポケットがついているファイルを探すのは大変ですよね?

 

そんな時に便利な商品がこちら↓

 

この他にも名刺用のポケットを作れる商品はたくさん販売されているので活用してみてください!
Loftや100均などでも売ってますので、お買いものへ行った時は確認してみよう!

 

ポートフォリオを作る時に使ったツール

それぞれのページについて見てきましたが、いかがだったでしょうか?
ポートフォリオを作るのって、
ちょっと難しそう・・・
と、思いましたか?
実は今回特別難しいツールは使っていません!
使ったのは
  • テキストツール
だけです!
テキストツールを使って必要な文字を入れていきます。
それを中心線に合わせて配置しているだけです。

プロフィールシートは中心ではないですが、配置したプロフィール写真に合わせて文字を配置しているだけです。

 

ポートファイルを作る時に気をつけたいこと

今回は、実際のポートフォリオの完成形を見て頂きましたが、いかがだったでしょうか?

 

実は中身について、ポートフォリオを作る際に気をつけてほしいことがあります。

それは 紙質 です。

作品をより良く見せるには半光沢紙光沢紙がおススメです。

 

普通のコピー用紙よりもグッと見栄えが良くなるので、少し予算を上げて良い紙を用意しましょう!

 

名刺についても同様です。

名刺はこれだ!という用紙は特にないのですが、紙にも種類がたくさんあります。(名刺用に切り込みの入っている用紙も良いのですが…)

 

私のおすすめは、

実際に手で触ってしっくりくるものを選んでください。

 

私は和紙のような質感で、マットな仕上がりの紙を好んで使っています。

名刺のデザインによって合う紙も変わってきますので、ぜひこれだ!という紙を探してみてください!

ポートフォリオのまとめ

今回は実際に作ったポートフォリオを紹介してきました。

 

ポートフォリオについて、少しでもイメージを掴んでいただけましたか?

この記事を参考にしながら、あなただけのポートフォリオをつくってみてくださいね!

 

面接を受ける時に『ポートフォリオ』を持ってきたか、持ってきてないかでは、一緒に面接を受けに来てたライバル達よりも

一歩も二歩も前進していることは、間違いありません!

 

ポートフォリオを作った方が良い理由と、簡単な作り方の準備については、以前の記事を参考にしてください!

 

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